補聴器って。・・・その2

2018年08月13日

それでは次に「② お店の方は親切に良心的に説明してくれるだろうか?」についてです。


この点に関しましては基本的にご安心ください。


これは当店だけがという意味ではございません。日本中、どちらの店舗様でも「とんでもない販売をしていてけしからん!」というお店は無いか、あったとしてもごく少数だと思います。


何度も記載してしまいますが、やはり補聴器は高価な機器です。 そのような機器を販売する場合、「売ったらおしまい」のような無責任な態度はできません。 しっかりとアフターサービスを行って、いつまでも快適にご使用いただき、困ったことがあったらすぐに、何でもご相談ください、という姿勢でないと、補聴器は販売してはいけない機器だと思います。


きっとそのことはどの販売店様も同様のお考えに基づいて営業されておられるのではないでしょうか。


補聴器は精密な電子機器です。残念なことですが寿命がございます。これはテレビでも冷蔵庫でも同じことですよね。 しかしどのようにサポートしてくれたかが、次回の購入を検討されるときの判断基準になさる方が多いですね。 よってお客様の安全で快適なご使用をサポートすることが、どちらの販売店様でも力を注いで努力されていると思います。





しいて申し上げれば、すぐに購入ばかりを勧めないお店が良いのかもしれません。


また相談しやすい担当者さんというのは、どうしても相性がございますね。これから長期にわたりサポートしてもらうには、装用者ご本人様が話しやすい、調整が何度でも気持ちよく対応してもらえるというのも大切なのかも知れません。


また通信販売(聴力を測定しない機器など)は聞こえが良くなくてもサポートを期待できませんが、訪問販売等は購入時にはマメに自宅まで来てくれても、調整で毎週来てほしいと希望しても無理かもしれません。

それはお店が悪いわけではなく、訪問という形態上、訪問のたびに費用が発生してしまいます。無制限に毎日来てほしいとお願いすることはないでしょうが、やはり回数が制限されてしまうのも仕方のないことです。


(施設に入っておられるお客様には大切な購入の方法なので、販売店様とお客様の双方のご納得ができておりましたら、とても良いお付き合いになるのではないでしょうか。)



もしお急ぎでないようでしたら複数のお店を回って、またご家族の皆様でそろって店舗をまわってから購入を検討なさることをお勧めいたします。それは理解の深い方が説明時にいらっしゃった方が、店舗側としても安心だからです。 またご家族もなぜ最終的にこの商品になったかが理解でき、年配の方が理由もあやふやなまま購入してしまって、最終的には不信感にまで発展しないように願うからです。







次に「③ 雑音ダラケだったらどうしよう?」です。


これは比較的解決が容易なお悩みです。


当店の場合ですが、先にも記載しましたように最長で3カ月の試聴器の貸出期間がございます。 3カ月で6回の調整を予定しておりますが、もっと沢山ご来店いただいて調整してもかまいません。


驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、当店で先日、お貸し出しさせて頂いたお客様はご自宅が近いこともあり、一日に2回、週では合計4回ほどご来店いただきまして、そのつど調整いたしました。

もちろん3カ月の貸出期間は何度でもご納得のいくまでお店にご相談に来られることをお勧めしているのですから、大歓迎です。

こちらとしてもその方が有難いのです。そのような調整のための努力を惜しまない方は本当に自分に合う補聴器をさがしておられるお客様です。どちらのお店でも同じだと思いますが、そのような方にこそ力になりたいという気持ちが販売店側にもございます。

だから一生懸命、もっとも気持ちよくお使いいただける音を、お客さまと一緒に探しだしたいのです。



少しお話がずれますが、「お客様と音を探す」なんて書きますと、あなたは補聴器の専門家じゃないの?とお叱りをいただくかもしれませんね。



でも「私なら一回でお客様の耳にピッタリな音を設定できます。なんの調整もいりません。何故かと言いますと私は補聴器の専門家だからです。」という方を、私は信用できません。



聴力は本当に複雑である意味、不思議な器官です。NHKさんで時々ですが人体の不思議のような番組がありますね。それを観ていて思うのですが、まだまだ解明できていない生命の不思議が私たちの体を構成しているようです。

つまり絶対が無いのが人体の不思議なのだろうと思います。

なぜ美味しいと感じるのか。なぜお風呂が気持ちいいのか。なぜ風邪をひくのか。誰も解明できていないほど、人間の感じるという能力には未知の部分が隠されていると思います。ですから私たち補聴器の販売に携わるものは、謙虚にお客様とよりそい、どの部分を改善してほしいとお客様が望まれているのかを、丁寧に探さなければなりません。


そのような意味でお客様の立場を出来る範囲ですが理解して、良い音を探すサポートを全力で頑張るのが私のイメージするよい販売店です。


それじゃ

「③ 雑音ダラケだったらどうしよう?」

の答えになっていませんね。

その通りです。


ですから雑音に感じる環境音を出来る限り軽減させる努力をして、それを3カ月やってみてそれでも雑音ばかりが気になるというお客様は・・・



買わなければ良いのです。



そのためのお試し期間なのですから。  


いやむしろその状況では買ってはいけないと思います。補聴器は購入前に徹底的に音の探索をしましょう。これなら納得!という所まで頑張ることが大切です。 これなら100点の聞こえ方!ではないですよ。これなら納得して使用できるというゴールです。


「購入前に!」が最も大切なキーワードかもしれませんね。






こんな目標で頑張ってくださいね。( ^ ^ ) 。



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